もともとの校舎を解体して、同敷地内に新校舎を建設するということで、
図書室の移設を計画されていました。
長期にわたる計画で、いろんな意見が飛び交うなかなんとか納品完了しましたので、
ご紹介いたします。
小島工作所にとっても、思い入れのある図書館になりました。
もとの図書室はこんな感じで、
この図書室には、小島工作所が製作した家具をたくさん納めさせていただきました
開発者である平湯氏による監修のもと、小島工作所が開発協力して製作した「平湯モデル図書館家具」と、
紹介したことがありますが、まさにその平湯氏が教員として過ごした学校がこの純心学園です。
当時は、この図書室の家具を製作し、納めるまでに幾度となく打ち合わせをし、サンプルを作っては変更し…
というのを繰り返していたと、当時の社長を含め先輩社員から伝えられてきました。
写真が移設前準備中で申し訳ありませんが…
今回、「移設」工事は担当できず悔しい思いをしました…。
既存書架を取り外して、新規図書館に移動するというのは、置き家具なら簡単でしょうが、取付家具はそう簡単にいきません。
外す予定なんてそもそもないのですから、きちんとその寸法でクリアを埋めようとフサギ材を加工したり、
柱や壁の出入りにあわせて家具を化粧にしたり、しなかったりするわけです…。
すると、移設先でいろんな不具合が出てきてしまいます。
その不具合も調整するために、その予算まで考慮した価格をご提示したのですが、難しかったです…💦
気を取り直して!
湾曲本架も姿変わらず、
移設先での配置も大変悩まれたようでした

柱回りの展示台は、移設後はどうしてもカットしなくちゃいけなかったようですが、
シスターや、先生たちの思いで、このように使われていました
原型を崩してしまうのは惜しいですが、ずっと使っていただいたものを、カタチ変えても使いたいとおっしゃっていただけるのはとても嬉しいです
この取付・改造もしたかったのですが、力及ばず・・・。
でも、こうやってまた出会えることができたので、パシャっと
書架をカメラに収めていたのですが、、ちらほらと視界に入るPOP

ということで、今回は少しだけ、図書室を彩る幾多のPOPにも目を向けてみましょう

って、勝手にパシャパシャとたくさん撮らせていただきました


POPといっても、いろいろありますが、やはり手作りのものが魅力的です

中村の独断と偏見ですが

新しく入った本の感想を添えたり、絵を書いた紙がたくさん貼られたコルクボードや
手書きイラストのPOPなどなど
書架の分類番号や、サインよりもこちらのほうが何倍も楽しそうです
きっと図書員の生徒さんが作られているのでしょう

もちろん家具だって負けてませんよ
