材へのこだわり

材は買い付けから

家具の開発の前に、調べなくてはいけないことや、勉強することはたくさんあります。

材料の良し悪しの選定もその一つです。

良い材料
  • よく乾燥している
  • 反りやわれがなく均質である
  • 虫食いや死節がない
  • 木目がなめらかで美しい ※ちぢれ杢を好む人もいますが、一般的には好まれない

  etc.

 

目利き

今まで家具作りをしてきて、材料の買い付けをした職人はほとんどいません。開発チームの職人である久保氏は、北海道まで買い付けに行った経験があるんだとか。

と、いうことで久保氏と一緒に材料の買い付けにいってきました。

  

数枚を選んで、後日配送していただくことに。

 

 

含水率

木材に含まれる水分の割合を表したものが含水率といいますが、”よく乾燥している”状態になるには、自然乾燥では長い年月をかけないと難しく、

材木屋にて、乾燥窯に入れて強制乾燥させます。この時急激に乾燥すると材料が割れたりするので、調整しながら乾燥させます。

量や大きさによって異なりますので、1ヶ月以上かかることもあります。

十分乾燥したあと、外気にふれさせます。

日本の気候では、梅雨時期などシーズンでその含水率は変動します。木材は生きていますので、大気中の水分を吸収し、気化します。

この呼吸を約2年間させ、含水率は12~13.5%のものを使用します。