塗装とメンテナンス方法について
無垢材のテーブルなどの場合、仕上げによって性能・強度や、メンテナンスの頻度・仕方も変わってきます。
お好みの仕上げ方法をお選びください。
仕上げ方法 | メンテナンス性 | 耐熱性 | 耐水性 | 耐久度 |
---|---|---|---|---|
オイルフィニッシュ ※定期的メンテナンスが必要 |
◎ | △ | △ | × |
ワックスフィニッシュ ※定期的メンテナンスが必要 |
◎ | △ | × | × |
オイルワックスフィニッシュ ※定期的メンテナンスが必要 |
◎ | △ | ○ | △ |
ウレタン塗装 | × | ○ | ○ | ◎ |
セラウッド塗装 | × | ◎ | ◎ | ◎ |
オイルフィニッシュ ※詳細はこちら
仕上がりがよくメンテナンスもしやすいが、耐久度は低い
木地にオイルを浸透させて、ウエスなどの布でふき取り仕上げる塗装方法です。
木目や色味が際立ち、素材本来の表情や美しさをさらに豊かに仕上げます。
原料は亜麻仁油、オレンジオイルなどの植物油なので人にもやさしい塗料です。
耐久度はあまり高くありませんが、ご家庭で簡単にメンテナンスができます。
汚れ防止としての役割はありますが、耐熱・耐水性に優れているわけではありません。
手を加えれば加えるほど味が出るので、木本来の表情を楽しみたい方にはお勧めです。
日々のお手入れ
乾いた布巾で表面を拭いてください。水にぬれた場合はそのままにせず、すぐに拭き取っていただいたほうが、長持ちします。
メンテナンス方法
表面をサンドペーパーなどで平滑に整えて、市販されている同じ塗料を塗ります。
塗装方法などは、付属の取扱い説明書をご参考下さい。
オイルワックスフィニッシュ ※詳細はこちら
光沢があり、水回りに適していて、メンテナンスがしやすい
オイル塗装後+ワックス仕上げの塗装方法です。乾きが早い塗料で、汚れ落とし効果あります。
防水性・静電気防止効果もあるので、水回りに適しています。ベルベットのような光沢のある仕上がりになります。
衣服に色移りしたり、机に濡れたコップなどを置くとシミになりますし、食べこぼしで他の色が付着したりします。そこで、塗装した木材表面を保護するために、薄い膜を張りコーティングすることで上塗り保護材として使用することができます。
日々のお手入れ
乾いた布巾で表面を拭いてください。汚れがひどい場合はアルコールやシンナーなどを含まない中性洗剤を使用してください。
メンテナンス方法
市販されている同じ塗料を塗ります。塗装方法などは、付属の取扱い説明書をご参考下さい。
ウレタン塗装 ※詳細はこちら
カラーが豊富で、耐久度が高いが、メンテナンスは専門業者が必須
吹き付け塗装が一般的です。
塗膜があつく、反りや割れを軽減することができます。水や傷に強く、耐久性に優れています。
しかし、傷はつきにくいですが、ついた傷は補修が難しく、専門の工場でないと補修ができません。
また、熱い塗膜でコーティングしてしまうので、人工的で、木本来の質感は損なわれてしまいます。
日々のお手入れ
乾いた布巾、難く絞った布巾をお使いください。水拭きをしてもかまいませんが、よく絞ってお使い下さい。
汚れが気になる場合は、中性洗剤を使用してください。
メンテナンス方法
ご家庭でできる傷の補修は、市販の傷補修キットでできる範囲までです。それ以上の補修は専門業者へお預けください。
傷の大小に限らず、1面まるごと再塗装するので、補修費用が高価になることがあります。お見積りをとっていただいてご検討ください。
セラウッド塗装 ※詳細はこちら
木地感そのままに、さらりとしたさわり心地、メンナナンス不要
セラミック製の塗料で、汚れがつきにくく、耐水性、耐熱性にも優れています。
熱いお鍋などを置いても、ほとんど影響がありません。また、紫外線にも強く、ホルムアルデヒドなどのシックハウス要因の物質は一切配合してないので安心してご利用できます。
メンテナンスは不要ですが、万が一傷が入ってしまった場合、補修するの専門工場でしかできません。
無塗装に近い表面仕上げになります。ウレタン塗装よりも、木質感はありますが、手触りはオイル塗装より劣ります。
日々のお手入れ
水拭きしていただいて結構です。汚れが気になるところは中性洗剤で拭いてください。
メンテナンス方法
耐久性が高く、メンテナンスはほぼ不要ですが、傷をつけた場合ご家庭でできる傷の補修は、市販の傷補修キットでできる範囲までです。
それ以上の補修は専門業者へお預けください。
傷の大小に限らず、1面まるごと再塗装するので、補修費用が高価になることがあります。お見積りをとっていただいてご検討ください。